10月に入り、朝晩の空気がぐっとひんやりしてきました。秋分の日を過ぎると昼より夜のほうが長くなり、仕事や学校、習いごとの帰り道がすでに暗い、という方も増えてきます。10月11日から20日は全国地域安全運動の期間でもあり、地域全体で防犯を考える時期です。日没が早まる秋は、帰り道での被害に特に気をつけたい季節。今回は、警備のプロの視点から、暗くなる時間が早い秋の夜道・帰り道を守るポイントをご紹介します。
■なぜ秋の夜道は注意が必要なのか?
① 帰宅時間帯が「暗い時間」に変わる
夏は明るかった18時台の帰り道も、秋には日没後になります。東京では10月初めに17時半ごろだった日没が、月末には17時前まで早まります。いつもと同じ時間、同じ道でも見通しが悪くなり、周囲の人の目も届きにくくなります。
② 「いつもの道」だからこそ油断しやすい
毎日通る道は、無意識のうちに警戒心が薄れがちです。イヤホンやスマートフォンに気を取られていると、後ろから近づく人や車に気づくのが遅れてしまいます。
③ 行楽やイベントで外出が増え、気持ちも緩みやすい
運動会、秋祭り、ハロウィンなど、10月は夜間の外出やイベントが増える時期です。人が多い場所では持ち物への注意が散漫になり、不審な人物にも気づきにくくなります。
■今日からできる「夜道・帰り道の防犯」チェックポイント
【チェックポイント1:帰り道のルートを見直す】
・明るく人通りのある道を選ぶ:多少遠回りでも、街灯やコンビニなど人の目がある道を優先しましょう。近道が必ずしも安全な道とは限りません。
・暗がりや死角になる場所を把握する:公園、駐車場、空き地、路地の曲がり角など、人が隠れやすい場所を事前に確認しておきます。
・毎回同じ時間・同じ道にならないよう意識する:行動パターンが読まれにくくなります。
【チェックポイント2:「ながら歩き」をやめて周囲に気を配る】
・イヤホンの音量を下げる、または片耳だけにする:足音や車の接近音が聞こえる状態を保ちましょう。
・歩きスマホを控える:画面を見ている間は視野が狭くなり、危険に気づきにくくなります。連絡や調べものは、明るく安全な場所で立ち止まってから行いましょう。
・ときどき後ろを振り返る習慣をつける:同じ人がずっと後ろにいないか、さりげなく確認しましょう。

【チェックポイント3:持ち物と自宅まわりを工夫する】
・バッグは車道と反対側に持つ:ひったくり対策の基本です。斜めがけにして体に密着させ、口が開いたままにならないよう注意するとより安心です。
・防犯ブザーやライトを取り出しやすい場所につける:かばんの奥にしまい込まず、すぐ使える位置に置いておきましょう。
・玄関前の照明やドアを開ける前の確認を習慣にする:センサーライトで死角を減らし、ドアを開ける前に周囲を見渡します。オートロックのマンションでも、後ろから一緒に入られないよう注意しましょう。
【チェックポイント4:もしものときの行動を決めておく】
・つけられていると感じたら、人のいる明るい場所へ:自宅には向かわず、コンビニや交番など助けを求められる場所へ避難しましょう。
・大声や防犯ブザーで周囲に知らせる:ためらわず音を出すことが、周囲に異変を伝える有効な手段になります。危険を感じたら、遠慮せずに110番してください。
・家族や友人と帰宅連絡のルールを決めておく:「駅に着いたら連絡する」など、簡単な約束をしておくだけでも、万一のときに気づいてもらいやすくなります。

■まとめ
日が短くなる秋は、暗さと油断が重なりやすい季節です。ルートの見直しや「ながら歩き」をやめること、防犯グッズを手元に置くことなど、小さな心がけの積み重ねが自分自身と大切な人を守ります。「自分は大丈夫」と思わず、暗くなる前に備えておくことが何よりの防犯です。全国地域安全運動の時期にあわせて、ご家族やお友達とも帰り道の安全について話してみませんか。
■アイングの警備サービスについて
アイングでは、商業施設・オフィスビル・マンションなどの施設警備を中心に、現場に密着した警備サービスを提供しています。また、アイポータルを通じて、皆さまの日常の安心・安全に役立つ情報を発信し続けています。秋の夜長を安心して過ごすために、この機会にぜひ身の回りの防犯を見直してみてください。