はじめに
「防犯といえば年末年始」と思っていませんか?
実は、空き巣や不審者による被害は夏(7〜8月)に集中する傾向があります。警察庁の統計でも、侵入盗の認知件数は夏に増加するデータが出ており、警備の現場でも「夏前からの意識づけ」が重要だと実感しています。
なぜ夏に防犯リスクが上がるのか、そして今すぐできる対策を、アイングの警備スタッフ目線でお伝えします。
なぜ夏に防犯リスクが高まるのか?
理由① 「窓を開けたまま」の家が増える
暑さを和らげるために窓を開けて換気したり、就寝中も窓を開けたままにしたりする家庭が増えます。開いた窓は、空き巣にとって絶好の侵入口になります。
特に1・2階の窓、浴室や洗面所の小窓は、見落とされやすい侵入経路です。

理由② 外出・旅行が増え、長時間の留守が増える
夏休みやお盆の帰省シーズンは、長期間家を空けるご家庭が多くなります。カーテンが閉まったまま、郵便受けが満杯、庭に人の気配がない……こうした状況は「留守のサイン」として不審者に読まれやすくなります。
理由③ 日が長くて明るいと油断しやすい
夕方でもまだ明るいため、「もう少し外にいよう」「玄関の鍵はあとでいいか」という油断が生まれやすい季節です。警備の現場では、夕方〜夜の鍵の締め忘れによる被害が夏に多いことが報告されています。
理由④ 騒音に紛れやすい
夏は窓を開けるため、エアコンの室外機の音、虫の声、近隣の話し声などが増えます。異音や物音に気づきにくくなり、「不審な気配を察知しにくい」環境になります。
すぐできるチェックポイント
チェックポイント1:窓・玄関の「ちょっとした習慣」を見直す
・換気をしたいなら「補助錠」を活用する:窓を少し開けた状態でロックできる補助錠(クレセント補助錠)を取り付けると、換気しながら防犯できます。ホームセンターで数百円から入手可能です。
・就寝前は必ず全窓・全ドアを確認する:習慣化するために、就寝前のルーティンに「窓と鍵の確認」を組み込みましょう。
・勝手口・浴室の小窓を忘れずに:メインの窓や玄関は意識していても、裏側の出入り口は見落とされがちです。
チェックポイント2:「留守を悟らせない」工夫
空き巣が最も嫌うのは「人がいる気配」です。旅行や帰省で家を空けるときは、次の工夫が効果的です。
・タイマー付きの照明を活用する:夜間に室内の電気が自動でオン・オフするだけで、留守の印象を大きく変えられます。
・カーテンは閉めすぎない:閉め切ったカーテンが続くと留守のサインになります。薄いレースカーテンを残しておくのが有効です。
・郵便受けをこまめに取り出してもらう:信頼できる近隣の方に声をかけておくだけで、抑止力になります。
・SNSへのリアルタイム投稿は控える:「旅行中です」「〇日まで帰省します」という投稿は、空き巣にとって格好の情報源になる場合があります。

チェックポイント3:「不審者に気づける環境」をつくる
注意が必要な盲点
・植え込みや塀が死角をつくっている:庭の植栽が茂りすぎると、侵入者が外から見えにくくなります。梅雨明け後に一度、庭の見通しを確認してみましょう。
・センサーライトがついていない、または電池切れ:夜間に人が近づくと点灯するセンサーライトは、視覚的な抑止効果が高い防犯グッズのひとつです。定期的に動作確認を。
・インターフォンの映像を確認しない:訪問者が来たとき、すぐにドアを開けず、必ずインターフォンで相手を確認してから対応しましょう。
チェックポイント4:「詐欺・なりすまし」にも要注意
夏は訪問販売や点検業者を装った詐欺・なりすまし被害も増える時期です。以前の「アイングの知恵」記事でも取り上げましたが、改めてポイントを整理します。
・突然の「無料点検」の訪問は一旦断る:屋根・外壁・水道など、突然の訪問でトラブルを指摘してくる業者には要注意です。
・社員証・身分証明書の提示を求める:本物の業者は必ず身分を証明できます。見せることを嫌がる業者は信頼できません。
・すぐに契約・判断しない:「今日だけ特別価格」という言葉で急かされても、一人で決めず、家族や信頼できる人に相談しましょう。

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