アイング株式会社 代表取締役社長 飯嶋一晃は、CSR(企業の社会的責任)として、栃木県小山市にて「アイングファーム」を運営しています。
都市部の企業として、自然との接点を持つことは容易ではありません。しかし、私たちは「働く人」「地域」「未来」の三者がともに豊かになる社会づくりを目指し、農業という原点に立ち返ることで、企業活動の新たな価値を創出しています。
アイングファームでは、無農薬で季節の野菜を育てることを通じて、環境への配慮と地域社会への貢献を両立させる取り組みを続けています。農薬を使わないことで土壌や水質への負荷を減らし、自然環境の保全に寄与するとともに、安心・安全な食材を育てることができます。この農場は、単なる生産拠点ではなく、企業の理念を体現する「場」として位置づけられています。

2025年9月の収穫祭は台風15号の影響により、天候には恵まれませんでしたが、参加者は収穫したジャガイモや玉ねぎの袋詰め、にんにくの選別作業やかぼちゃの箱詰めに尽力いただきました。

収穫された野菜は、福利厚生の一環として抽選で従業員に配布されました。季節ごとに異なる野菜が楽しめるため、毎回高倍率の人気企画となっており、リピーターも多数。抽選に当選した従業員からは「家族で美味しくいただきました」「普段作らない料理、がんばっちゃいました!かぼちゃパイ!」といった声が寄せられています。


さらに、収穫した野菜の一部は、栃木県内のこども食堂へ寄贈されまます。こども食堂とは、地域住民や自治体が主体となり、子どもたちに無料または低価格で食事を提供するコミュニティの場です。近年、子どもの貧困や孤食の問題が社会課題として注目される中、こども食堂は地域のセーフティネットとして重要な役割を果たしています。アイングファームから届けられた新鮮な野菜は、調理スタッフの手によって美味しい料理に生まれ変わり、子どもたちの笑顔を生み出しています。
この活動は、単なる「寄付」ではなく、「つながり」を生む取り組みです。農場で働くスタッフ、収穫祭に参加した従業員、こども食堂の運営者、そして食事を楽しむ子どもたち──それぞれの立場を超えて、食を通じた連携が生まれています。こうしたつながりは、企業としての社会的責任を果たすだけでなく、従業員一人ひとりが「社会の一員」としての意識を持つきっかけにもなっています。

アイングファームの活動は、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を意識した取り組みでもあります。
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